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トップインタビュー

小林 英司 氏(㈱クラス 代表取締役)2017年4月号掲載 


〈こばやし えいじ〉
1975年1月2日生まれ、卯年。札幌市出身、43歳。建築の専門学校を卒業後、ゼネコン、ハウスメーカーで実務経験を積み、2014年6月㈱クラス設立。一級建築士。一級建築施工管理技士。
“戦わずして勝つ”独自の不動産投資術で急成長!
人材育成に覚悟を持つこそ、革新の原点


 自社で企画・設計・施工までを行う建築業「クラス」の小林英司社長は、価値観の多様化による不動産リスクを軽減するため独自の視点からオーナーと入居者が満足する建築物を提案。今回は、常に挑戦し続ける小林社長の“革新の原点”に迫る。



創造的な仕事は、常識にとらわれず、それを推進するための探究心と行動力が必要であるという。小林英司社長率いる建設業「クラス」も例外ではなく、いろいろなモノに触れ見聞を深め、世界のスケールの大きさを知れば知るほど、革新すべきは“人材育成”だと説いている。
 そんななか、違和感を感じているのが「アイツは仕事ができる、できない」という雑な言葉。指示をして言うことを聞くほど、人は単純なものではないからだ。大事なのは、器用に仕事をこなすことではなく、会社における自分のスタンスをしっかり認識することで、“自発的行動”をすることだという。
 所詮、どんな綺麗ごとを並べたところで、経営者と職員はお金の関係。会社というのは、メリットとデメリットの計算で成り立っていると肝に銘じておくべきなのだろう。
 そんな小林社長だが、「偉そうなことを言うつもりは一切ありません。ただ、正直に言うと、仕事に100%の自信はなく、日々挑戦の毎日です」と謙遜する。よく“失敗を恐れずに…”と言うが、「何事も十分に恐れたほうが良い」という実直な考えも、見た目とは裏腹に臆病な性格がこれまでの経営に大いに幸いしているようだ。
 また、中間管理職とその教育にも言及。単刀直入に言うと“カッコをつける”ことで、部下からも“頼れる存在”になって欲しいと願っている。
 そうしたなか、一番いけないのは“自分は圧倒的存在なんだ”と周りに思わせている“弱い人”で、特に現場成績が優秀で生真面目な人に多いと小林社長は感じている。
「変に背伸びをしているから、痛い部分が見える上司になってしまう。むしろ、若い人にもわかりやすいように、自分をあえて棚に上げて笑い飛ばすくらいの余裕が“カッコいい”と思います」
 としたうえで、
「結果的に自分たちを押し上げて成長させてくれる部下を育てた方が会社の将来にも繋がり、人生も豊かになるはずです」
 師匠を越えるのは、弟子の務めだ―。


▲クラスの不動産投資物件は、トレンドを取り入れつつも流行に左右されないデザイン。
施工後の大半は満室の状態でオーナーに引き渡されているという