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川村 紗奈見 氏(EZO CONSULTING GROUP㈱次長)2018年9月号掲載 


〈かわむら さなみ〉
1987年6月2日生まれ。帯広市出身、31歳。京都外国語大学卒業後、大手繊維製品製造業販売、有名菓子メーカー販売職を経て、2017年6月EZO CONSULTING GROUP㈱入社。18年6月次長に就任。現在に至る。
不動産ベンチャー「EZO CONSULTING GROUP」が組織再編
女性役員登用など「社員の評価方法を抜本から改定」


 安倍政権が進める経済政策の目玉である「働き方改革」は、働き方の抜本的な改革によって企業文化や社会風潮を変えていこうというものだ。そうしたなか、土地・建物を通じて「文化」を創造する不動産ベンチャー「EZO CONSULTING GROUP」(本社・札幌市)の田中雄土社長は、「いまこそ地固め」だときっぱりと語る。同社の川村紗奈見総務部次長に〝組織再編〟について聞いた。



創業からブレない〝EZOの信条〟

――企業理念についてお聞かせください。
 私たちは総合不動産デベロッパーとして、「未来永劫受け継がれていくような歴史や文化に残る建物を残していきたい」と日々、新しい構想を練り、尽力しています。
 特に弊社代表の田中が常日頃から社員に説くのが、〝すべての業務フローの透明化〟です。真面目にお客様と向き合うことでトラブル回避なども迅速に処理できる。そうした点が他社は決して真似することのできない特長だと思います。
――田中社長の4期目に見直した組織内部の再構築とは。
 私は総務部に所属しておりますが、本来、総務がしなければならない仕事がこれまでは必ずしもできてはいなかったと思います。営業部(売買)と管理部のお金の計算だけでなく、例えば社内の環境を整えたり、人材募集など多岐にわたります。
 田中社長が4期目を迎えるにあたり、「社員満足度を上げ、仕事の成果がわかるように〝地固め〟しよう」と言葉をいただいたことから「共に働く全社員が働きやすい環境」を追求しました。
――どんな改革を行ったのですか。
 例えば、賞与規定を見直し、今期から「じゃんけん賞与」「EZO選抜総選挙」というものを採用しました。
 まず、「じゃんけん賞与」はシンプルに田中社長とじゃんけんをして勝った1名が賞金が貰えるというものです。これは、実力ではなく単なる運試しですが、「運も実力のうち」という考え方から、当社が得意とする面白い〝コンテンツ〟の一環として導入したものです。
 一方、「EZO選抜総選挙」は1クールで一番頑張ったと思う他の社員に一人1票ずつ投票し、賞与が与えられます。
 これらは、部署の枠は一切関係なく、普段から業務に取り組む姿勢を見られている意識を高めるために導入されたものです。
――女性社員に嬉しい試みが話題を呼んでいます。
 そうなんです。実は、〝女性社員は月1回無料でネイルサロンに行ける〟という福利厚生を取り入れました。
 全国的に事務職は給与水準が低いにも拘らず、女性の身だしなみには男性が思っている以上にお金がかかるのが現状です。少しでもその助けになればと強く願っています。

女性×不動産で創造する街並み


▲ 真面目でフレンドリー、気さくで愛嬌ある性格から、社内はもちろん、取引業者からの人望も厚い
――初の女性役員登用もありましたね。
 働く女性、特に母親が仕事を続けにくい状況はいまも日本に多く根付いていると見受けられます。この問題の根底には、日本企業特有の長時間労働があると思います。
 今回、働き方改革の一環として、当社にいま必要な社内環境を一から見直しました。少なくとも1年前とは比べものにならないほど大きく変わっていて、自分たちのするべき仕事や責任を全うするうえで非常に大切な改革だと確信しています。
 今夏、次長職に就かせていただいたことで、より現実的で使える制度を追求しました。全社員の幸せに少しでも寄与できればと考えています。
――田中社長からの助言はありますか。
 田中社長は、私だけでなく恐らく社員の大半が〝精神的な距離が近い〟社長だと認識していると思います。私の場合も、「報(ホウ)・連(レン)・相(ソウ)」がとてもしやすく、尊敬しています。
 そうしたなか、役職に就いたことで田中社長からは「さらなる人への厳しさ」を求められました。
 それは、当然自分自身にも返ってくるものですから、全社員とこれらを共有することで仕事にメリハリがつき、その結果関わる人たちを幸せにできると信じています。
――今後の展望について。
 今年7月に4回目の「ワンストップ型相談会」を実施しました。宅地建物取引士や司法書士に無料で資産運用などの相談ができるとあって、毎回好評を博しています。
 これからも、営業・管理・事務を全力サポートし、今期行った社内内部の地固めが功を奏するよう、真摯に努めていきたいと思います。
 今秋以降、業界では革新的な新規事業もリリース予定で、さらなる飛躍を誓う私たちにぜひ期待してください。