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「福祉村構想」の一環の介護老人保健施設「かけはし」が今年4月オープン 2017年7月号掲載 

社会医療法人北斗 北斗病院

☎(0155)48‐8000
帯広市稲田町基線7番地5
http://www.hokuto7.or.jp/
本態性振戦のFUS治療と脳腫瘍の
遺伝子解析で患者に合った個別化医療

 社会医療法人北斗(鎌田一理事長)では、今年4月1日、介護老人保健施設「かけはし」がオープンした。北斗病院や十勝リハビリテーションセンターなどに隣接し、同法人が掲げる「福祉村構想」の一翼を担う。

▲鎌田一理事長
 建物は鉄筋コンクリート造3階建てで延床面積は5273平方メートル。屋上ではガーデニングが楽しめ、屋外階段で上がることもできる。2、3階が老健施設で、1階は通所リハビリや訪問介護、訪問看護の事業所になっている。
 前述したように、介護老人保健施設「かけはし」は、鎌田理事長が掲げる福祉村構想の一環である。超高齢時代を迎え、独居老人や老老介護が増え、一昔前の多世代同居世帯がほとんど見られなくなり、地域でもコミュニティの崩壊が指摘されるようになって久しい。医療・介護の統合、生活支援、予防、住まいを主軸に地域包括ケアシステムを創出すること。それが鎌田理事長が掲げる福祉村構想である。この福祉村構想の実現にあたっては、中核施設の十勝リハビリセンターが2013年10月に完成、15年1月にはサービス高齢者向け住宅「あやとり」がオープンした。
 今回の「かけはし」では在宅に向けた自立支援型のリハビリを展開する。中核となる北斗病院はがん、脳卒中、心疾患の成人三大疾患をメーンにした急性期病院で知られるが、同病院で治療後、十勝リハビリセンターでの急性期リハビリを経て、サ高住「あやとり」での入居、もしくは介護老人保健施設「かけはし」入所を選ぶこともできる。


▲介護老人保健施設「かけはし」外観(上)と大浴場(下)
「『かけはし』では他人の手を借りないで在宅療養生活を送れるようにリハビリを行い、医療と在宅へのかけはしの役割を担いたい。在宅ではパワーリハビリを中心にデイケアを行い、万が一在宅での療養に制約が生じた場合には、また『かけはし』で在宅に向けたリハビリを行えるような循環型介護システムを構築したい。医療では一人ひとりの病態に即した個別化医療が注目されているが、介護の分野でも、そのようなきめ細かな個別化介護を行い、在宅療養生活を支えていければ」と鎌田理事長。
 この「かけはし」のオープンで鎌田理事長の「福祉村構想」は実現に向けて大きく踏み出したといえる。
「福祉村を中心に地域の診療所の医師や行政、ボランティアの諸団体などが関わっていただいて、十勝で新しいコミュニティを創り、健康寿命の延伸に寄与していきたい」(鎌田理事長)